作業療法士の愚痴

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zoom RSS ナラティブ分析 私見!

<<   作成日時 : 2007/05/13 13:23   >>

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ナラティブ分析へのご意見ありがとうございました.

では,私の視点を書かせて頂きたいと思います.



まずは,ナラティブのおさらい!


「今日はお疲れ様でした〜」
「ああ、先生、さようなら〜」
「はい.さようなら〜」

なんだかうっすら泣いている・・・・
「……ん、どうかしたんですか?」  

「あっ、聞かない方がいいかもよ?」

「え?何…?私が何かしました?」
「いや、そういう訳ではないんだけど……」

「……言ってみて下さいますか?」
「先生に言っても仕方のない事だから……」

「私じゃ、お役に立てませんか?」
「そういう事じゃなくて」

「じゃあ、言うだけ言って下さい」
「え、いいって」

「役に立てなくても、きっと、すっきりします」
「そう?」

「……あーっとぉ……」
「ん?どうしたの? どうしたの?」

「ああ。いや……ホント、聞かないほうがいいよ?」
「……そうも行かないでしょう。男の人が……泣くなんて、余程の事なんでしょうし」

「まぁ、余程と言えば、余程のような」

「それは大変!」

「あっ、いや。大変かどうかは、大きく変だと思うけど……」
「……さあ恥ずかしがらないで……」

「うん……」

「はい!どうぞ!」

「ささ! どうぞ!!」





「先生の顔を見ていたら・・・」
「娘がね」

「えっ?」

「娘が……」
「どうしました? 娘さんが??」

「お嫁にいっちゃう日の事を想像したら、俺ってなんて不甲斐ないんだろうって思って」

「…………なっっ」
「なんで男の私を見て,娘の事を想像するんですか!!」

「思っちまったことはしょうがないじゃんかよ!!」

「たしかに・・・w」





まず関係性ですが

A「今日はお疲れ様でした〜」
B「ああ、先生、さようなら〜」
A「はい.さようなら〜」

Bなんだかうっすら泣いている・・・・
A「……ん、どうかしたんですか?」  

B「あっ、聞かない方がいいかもよ?」

としますと,

Aは「先生と呼ばれている」「敬語を使っている」

Bは「先生と呼んでいる」「タメ語で話す」

という部分からAは先生と呼ばれるが,タメ語で話される存在となりますので,
先生という立場であるが,Bさんより高くない位置にいると考えられます.

セラピストと患者さんという存在なのかな?


画像







そして

Bなんだかうっすら泣いている・・・・
A「……ん、どうかしたんですか?」  

B「あっ、聞かない方がいいかもよ?」

A「え?何…?私が何かしました?」
B「いや、そういう訳ではないんだけど……」

A「……言ってみて下さいますか?」
B「先生に言っても仕方のない事だから……」

この部分から,BはAを信頼しており,気付いて欲しいというサインを送るくらい
いい関係を築いているように感じます.

関係の取れていない人の前で男が泣くとは,普通考えられません.
感情失禁等の障害があるとも考えられますが,置いておきます.

画像




私はまず,全て障害がないと仮定して物事を考え,分析する事を大切にしています.
障害でくくると,個性の部分も○○障害という簡単な表現で終わってしまうので・・・

いい関係ですが,全てをオープンにしておらず,遠慮も見えます.
でもこれくらいの遠慮があった方が,やはりいい関係なんじゃないかな?



最後の

B「思っちまったことはしょうがないじゃんかよ!!」

A「たしかに・・・w」

このように,一件強い口調で話された後の返答として,「たしかに・・・」などの
軽い口調で返している辺りからも,関係性は良好なのかな?と思います.


画像








次!価値観!!


B「先生の顔を見ていたら・・・」
B「娘がね」

A「えっ?」

B「娘が……」
A「どうしました? 娘さんが??」

B「お嫁にいっちゃう日の事を想像したら、俺ってなんて不甲斐ないんだろうって思って」

A「…………なっっ」
A「なんで男の私を見て,娘の事を想像するんですか!!」



そのままですが,娘をとてもとても大事にしているんでしょうね〜





ここで気になるのが!

Bは何を想像したか!です!!

信頼を置いている男のセラピストを見て,

こういう人なら娘を嫁にやってもいいかな〜・・・

ん? 娘もいつか嫁に行くのか〜・・・

そっかぁ・・・

ウルウル(T_T)


とかねw

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いろいろ考えてみると・・・患者さんは一人の個人なんだと見えるようになるんよ^^












次! 対人交流技能

Bなんだかうっすら泣いている・・・・
A「……ん、どうかしたんですか?」  

B「あっ、聞かない方がいいかもよ?」


のように,明確なサインを出す割に自己主張は行わない人ですね.

感情豊かだが,言葉を我慢するタイプなのかな?


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長くなったので,まだまだ書きたいけれどまとめ!

この文章から

@ 2人のいい関係が見える.信頼関係OKじゃないかな?

A 娘の価値が高い

B 言葉よりも表情や仕草の方が本当の気持ちを表すタイプ

こんな内容を抽出し

OTとして何をするかといいますと

@ 信頼関係取れているから,どんどん相談して協業できそうね

A 娘さんを動機としたら,意欲が増すかも!娘さんのエピソードもっと聞きたいな

B 表情・仕草で何かビビビっときたら,突っ込んで聞いてみよう!本心見逃しちゃう



こんな感じかい??

ご意見お待ちしております.





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コメント(15件)

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ん〜なるほど。そういう感じで分析するんですね。勉強になりますね。
ぽろり
2007/05/13 18:07
HNが被っていましたね。リンゴさんごめんなさい。これからはりんご改めトルマリンゴにします。ちなみにOTです。

分析なんですが、なるほどと思いつつ何となく感じられていた部分があるように思いました。みなさんも臨床を体験されていたら今回だけではなく、何となく感じられる部分ってのがあるのではないでしょうか?だけどそれについて愚痴さんのように自信を持って言えない。それを表現すべき手段がない。などOTとしての素質・価値・潜在能力が隠れてしまっているように感じます。
今回のナラティブ分析(ナラティブ?って)は内容うんぬんよりも(愚痴さんごめんなさい)このことに着眼してくださったことに意味があると思いました。改めて感謝したします。

結構な人がココを閲覧していると思いますが、数件しか書込みがなかったことがOTの表現力の乏しさを示しているんじゃないかと感じました。自分もできていませんが(爆)だってとても興味のある内容でしょ!?
頑張って勉強します!
トルマリンゴ
2007/05/14 16:20
P.S えらそうにごめんなさいm(_ _)m
トルマリンゴ
2007/05/14 16:22
うむむ〜久しぶりにこちらのブログを拝見しましたが、私セラピストBを女性かと思ってました。
男性の年上の患者さんAさんとセラピストBさん、関係は良好。。。男性患者Aさんは、ちょっと言葉を表現するのが苦手なシャイな感じ?でも実は気さくな江戸っ子ぽいかんじ?
ちょっとセラピストBさんの介入がしつこいかなぁという気もしましたが、話してくれた内容が何気ないことだったのでよかったですし、結果的にやはり関係は良好?
自分の娘さんとセラピストBさんを結びつけて、いつか嫁に行く日がこなけりゃいいと〜♪という感じかなと捉えてみました。
OTとしては、娘さんへの思い入れがあるので、外泊とかご家族の介入が可能であれば参加してもらう。自己の治療的利用としてAさんの頼りになる部分を引き出して、自身を取り戻してもらえるように少し娘的役割をするといったかんじです。まだまだ私も青いです・・・
ぴろりん
2007/05/15 01:43
はじめまして。
度々拝見させていただいておりますが、毎回エンターテイメントですね。
>B 表情・仕草で何かビビビっときたら,突っ込んで聞いてみよう!本心見逃しちゃう
この一行に特にグッときました。
ビビビっときたら、突っ込んで聞いてみちゃえばいいんだと。
ちょっとの勇気と度胸が必要そうですが、この一行でできそうな気がします。
ありがとうございました。
失礼いたしました。
チーズのしっぽ
2007/05/15 03:04
ぽろりさん,コメントありがとう^^
こういう感じで良いのかは分かりませんが,私はこういった感じで考えています.
難しいですよね〜・・・
感覚的に判断することが多い内容だから・・・
管理人
2007/05/15 07:29
トルマリンゴさん,改名おめでとうw
私も実は自信を持っておるわけでは無いのですが,
気づいた視点を披露し,記事にすることで多くの意見を頂き,統合させて頂いているのです.
私が一番勉強させて頂いていたり^^;

肯定的なご意見ありがとう!
管理人
2007/05/15 07:32
ぴろりんさん,お久しぶりです^^
実はこの関わり,ちょっとしつこいかな〜?という部分が一番悩んだところです.
本来の臨床場面では,語りという情報を肯定なのか否定なのか判断するエッセンスとして表情・しぐさがあると思います.でもその情報が表現できないからいい関係なのか,しつこいのか・・・分からないですね.
文章だとこれが限界・・

これがクリア出来るとOTのエビデンスが!
管理人
2007/05/15 07:38
チーズのしっぽさん,おはようございます.
エンターテイメントですw
実は臨床もカルテもww

勇気を出して得た情報を書き残すと,ノンフィクション小説を書いている気分になります.
人の歴史って膨大で,それを相手にするOTって大変!
勇気をもって,どんどん飛び込んじゃいましょう^^
管理人
2007/05/15 07:41
なるほどーっ。
何気ない会話の中からOTとしてどうアプローチするか、までを考えてるのが大変新鮮でした。
面接のように尋ねてもなかなか本音を引き出せないことが多いんですよね。
しぐさや表情など自分では見ているつもりでも、「元気ないのかな」「調子がよさそう」ぐらいの目安にしかしていませんでした。
分析、というかなぜそうなのか考えることが大事なんでしょうね。
一番ビビッときたのが「障害がないと仮定して物事を考え,分析する」ってところです。
どうしても「〜障害」って枠にはめたがることが自分には多い気がします。
一人の人としてその人がどんな人なのか、そしてOTとしてどう関わるのが良いのか、を考えるいいきっかけになりなした。
ありがとうございました。
またこのような企画楽しみにしてます。

てじゃわ
2007/05/15 13:05
てじゃわさん,どうも〜^^
私も昔は○○障害と診断名を付けて満足していましたが,それでは何も本質が見えていないことに気づき,その行為をやめました.
そうすると大変物事が複雑になり大変でしたが,不思議と信頼関係が増し,臨床がスムーズになる経験があります.劇的にいろいろなものが変化しますよ〜.

また何か企画考えま〜す.
管理人
2007/05/16 07:33
私も患者として診る一方、普通の人としても考えています。これらに関するOTのエビデンスってあんまり聞きません。愚痴先生に切り裂いていただきたいです(笑)

話は変わりますが、前回のOSセミナーでのOS学会入会後、学会から一切の連絡はないのですが、なにか活動しているんでしょうかねぇ?学会誌みたいなものも送ってくれると聞いていたのですが(汗)誰かご存知ですか?
変なことに使ってしまってすみませんm(..)m
ここが外界との唯一の通路なんです(涙)
トルマリンゴ
2007/05/16 11:06
トルマリンゴさん、どうも^^
郵送はしないはずですよ〜
たしかメールでの配信のみで、ホームページにて確認できるはずです。
ここに機関誌掲載されています。ご確認下さい。
http://www.kiui.ac.jp/~stone/page2.html

って私は特に何の関係者でもありませんがw
管理人
2007/05/16 15:40
愚痴先生ありがとうございます!
そうでしたか。。。メールでの配信かぁ。

僕もOSにとらわれているわけではありませんが、とても勉強になるので。今年はどこでやるんだろ。愚痴先生は今年も発表してくださるんですか^^
トルマリンゴ
2007/05/17 11:34
トルマリンゴさん、返信遅れてごめんなさい^^;
今年のOSは岡山で行われるはずです。
一応申し込み予定ですが、もしかしたら不採択・・・
その可能性の方が大きいな〜
管理人
2007/05/26 15:45

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