作業療法士の愚痴

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zoom RSS 悩めるOTさん、参考になれば幸いです。

<<   作成日時 : 2005/12/19 00:02   >>

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OTに悩んだ方必見!私のOT探索経過(個人的見解)
ー身障OTの見解ー

私は数年間徒手療法を実施し、それがOTだと思っていました。
しかし、多くの方が治らないという現実の壁にぶち当たり、悩みましたね。本当に私の技術が劣っているだけなのか?と・・・
素晴らしい、有名なOTさんは治せているのか? 調べました。
結果、即時的効果は、素晴らしいくらい出せている事が分かりました。
ん?訓練時間外はどうなんだろう・・・ どうなんでしょうね〜(言及を避けます)

私が満足出来る結果を、徒手的な部分に特化しているOTさんからは得られない事が分かりました。
そこで!原点に戻ってみようと・・・OTを含めたリハの歴史を調べたんです。

@1940〜1960 麻痺がある・・・う〜ん治せないかな? 治せれば元どおりじゃん!とファシリテーションテクニックが研究され、臨床に導入されました。
【結果】多くの人が治りませんでした。そしてほぼ元どおりになった人も、元どおりの生活が出来るとは限らなかったのです。

A1960〜1970 人の内的要因に関する研究が盛んに行われました。つまり、障害を負ってしまった人を、行動させるには気持ちの部分が関与しているのではないか?と モチベーションって奴ですね
【結果】アクティビティーが登場しているわけですわ。この頃生まれた考えが、後にICIDHを生んでいます。機能面だけでなく、活動、社会の部分も見る必要があると。しかし機能障害が活動障害を生み活動障害が社会的不利を生むといった、一方通行の階層性を持っています。

B1970〜1990 内的要因だけじゃダメだったんです。勉強する必要があって、勉強する能力があって、しようと思っても・・・ マンガ開いちゃったり(笑) そう!外的要因が関与するんですね〜 環境とでも言い換えましょうか。この辺の考えがICFの基礎研究となっています。だから個人因子・環境因子があるんです。そして社会的に溶け込めない人が引きこもって、廃用を起こし機能障害を生むといったパターン等の存在も取り入れ、一方通行じゃないな〜色々な方向性があるぞ!ってことでICFの相互作用が生まれたのです。

C1990〜 最近では、オートポイエーシス、メタ認知等の研究が出回りつつあるかな? 経験によって行動を予測し変容させているとか、心の目の存在を取り入れるとかですね

えっとですね!研究は登場してから20年後に臨床に広まり始めると言われます。現在2005年!
皆さんはどの位置でリハを行っていますでしょうか?
@で頑張りたい方! 各種テクニックの講習会に参加されれば良いと思います。
Aで頑張りたい方! OTの古い理論(モゼイやライリーなど)を見ると良いと思います。
Bで頑張りたい方! 人間作業モデル講習会をお勧めします。(本での理解困難ですよ)
Cで頑張りたい方! 待つ事をお勧めしますが、英文読んで興味を持てれば第一人者になれます。
補足! 作業療法における『作業って?』と考えている方! 作業科学を学びましょう。作業療法のアイデンティティーを取り戻す事が出来ると思いますよ。

以上を踏まえると、一方的に『このプログラムを行ってください!治るためですから頑張って』とは言わないセラピストになれると思います。リハビリを押し付けるのではなく、やりたいと思ってやってくれそうな、無理なく自然なリハビリを提供するために、一緒に考え一緒に決める『協業』というキーワードが生まれてくると思います。一緒に考えるためには、対象者の人格や歴史を知り、出来るだけ近づかなければなりません。だから話す時間が大切になっており、OTの主な評価法は『面接』だと言われるのです。
どうでしょうか?長文になったね〜・・・・ 搾り出してみたけど、書くのに1時間かかった(笑)

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
愚痴OTさん、ほんっとありがとうございます!!!愚痴OTさんは知識がたくさんあってほんとすごいな〜と思ってたんですが、こんな経過があるんですね。まずは以前から興味があった人間作業モデル講習会へGO!です。こんな行き詰まりOTの私も一時期はクライエント中心とかカナダ作業モデルとか、COPMとかその辺の論文よみあさって、実際に症例をまとめたこともありました。でも環境が変わって(以前は維持期病棟にいました)、とにかく在宅復帰!ADLをあげよう!的な雰囲気に押しつぶされてまたOTらしさを見失おうとてるんですよね。でも、もう一回論文を読み返してみようと思います。実はあたしもマニアックな分野が好きでして・・・。
愚痴OTさん、毎度毎度すみませんが、愚痴OTさんの病院はOTは機能訓練はしないということでしたが、回復期である以上機能UPは不可欠だと思うんですが、機能訓練はPTにお任せして、OTはADLとかその人の興味ある作業に直接アプローチをされているんでしょうか?
悩めるOT
2005/12/19 21:30
う〜んとですね、基礎的な能力はPTさんにお任せする事が多いです。その他の機能は作業を通して、作業の中で上げる方法を選択していますので、徒手的な関わりは少ないです。興味ある作業の中に、こちらが求める能力UPを望める内容にするのが、難しいんですよね〜。日々同僚とディスカッションしたり、実際場面で立ち尽くしたりして、より良い方法を見つけ出す努力をしています。
そして私の経験ですが、COPMを書かれている有名な方いるじゃないですか?その方に昔『症例』という言葉はどうなの?って軽く怒られた事があります。OTは症状を見るのではないから『事例』の方が適切よ との事! マニアックな分野の人々は皆そういう表現をします(豆知識っと)
愚痴OT/管理人
2005/12/19 21:53
悩めるOTさん
すごいですね。CMOPをご存知とは!
勉強熱心な方なんですね〜w(゚o゚ )w
今後ともよろしくお願いします。

ちなみにMOHO講習会は、関東圏なら突発的に無料で開催される事もありますが、他の地区ですと後は2月の北海道だけですね〜 4月に愛知でやるとは言っていましたが、Y先生に先日お会いしたのですが、来年は未定との事です。ご参考までに。。。。
愚痴OT/管理人
2005/12/19 22:08
なるほど「事例」ですね。以前、CMOPとかその辺に詳しい上司がいまして、その方のすすめで一時期はまってました。でも表面の表面しかわかってないんですぅ〜だからすぐ行き詰まるのです!
MOHOは時間を作って行きたいと思います。ただ、私は九州の女ですけん狙いは愛知ですかね。愚痴師匠のおかげで再び学ぶ意欲が出てきました。また、おじゃましま〜す
悩めるOT
2005/12/19 22:30
悩めるOTさん
はじめまして、1年目の老健OTです。
私は幸せ者です。と、突然すみません。
愚痴OT/管理人さんとは、とても近いところで仕事をさせて頂いています。
毎日悩んで悩んで、時々愚痴OT/管理人さんと会うと止め処も無く話し込んでしまいます。
直接会うことができなくても、今の時代色々なツールがあるので助かります。

とりあえず、私は「頭」が無いので、相手の話をひたすら聞いています。(同僚のPTには、それはうちらの仕事では無いんじゃないの〜って言われるけど、無視!!)
でも、最近はそのPTも色々OTに染まってきていますが・・・
こちらも人間ですが、相手も人間であってモノではないということだけしっかり頭にいつも思っています。
急に訳の分からんことを言ってしまってすみませんが、これからもよろしくお願いします。
きくりん
2005/12/20 01:10
きくりんさん、初めまして。これからもいろんなお話ができそうで楽しみです。私はブログないんですけどぉ・・。
今日はある患者さんと久しぶりにひたすらお話をしながらCOPMをとりました。患者さんってしっかり話すとほんっといろんなことを、しかも結構具体的に考えてるんだな〜と実感します。うちの業務はなかなかバタバタしてて、いけないなぁ〜と実感しながらも患者さんと十分に会話も出来ずに終わる一日もあるんです。でも、たかが一日、話しだけで終わったところで、そんな大きな変化はないとわかってます。むしろ、バタバタ訓練するよりも患者さんの大事な大事な部分に触れることができて関係がぐっと深まったりするんですよね。患者さんも良くなりたい!と焦ってるけど、それ以上に自分たちが焦ってるんですよね。患者と先生ではなく、人と人のつながりでいたいですね。
悩めるOT
2005/12/20 21:45
> 一方的に『このプログラムを行ってください!治るためですから頑張って』とは言わないセラピスト
ここですよ.
いま政策上マニュアル化して出されようとしている介護予防プログラムとか,
生活習慣病予防のための保健指導プログラム.
これらはみな「お仕着せ」の一方通行的やり方のような気がしてなりません.
私は,ここに一石を投じたいと考えているのですが,
でも,なかなかいいアイディアが浮かびません.
> 対象者の人格や歴史を知り、出来るだけ近づかなければなりません。だから話す時間が大切になって
というところには,金がかかりすぎてダメってのが,お役人の考えなのかな...
ゆう星☆
2005/12/20 22:42
悩めるOTさん!
『たかが一日、話しだけで終わったところで、そんな大きな変化はないとわかってます。』
コレ!実は大きな効果があるんですよ〜。
話すという事は、自分の中にある思いを頭の中で統合し、言語化し、表出する作業になります。障害を負ってしまって、何が何だか分からない状態の人に話してもらうと、その人の中で自身の状態が統合され始め、進む道が見えてきたりします。話す事が好きな人ならなおさらです。とっても大事な我々の介入手段の一つだと自信を持つと素晴らしいと思いますよ〜。そして、『無い』と『一回でもある』は天と地との差があると思いません?
ヾ(*゚▽゚*)ノ 
管理人
2005/12/20 23:07
ゆう星☆さん!
『一石を投じたいと考えているのです』
本当ですか〜! 嬉しいです 本当に嬉しいです。
是非是非お願いします。 私も影ながら努力いたします。
管理人
2005/12/20 23:11
仕事では通り一遍等にならないけれどもマニュアル化.
..って,変ですけれど..
で,NPOでは,もっとマンパワーで,人間味のある..ってことになるかもしれません.
まだ全然見えないですが...^^;
少なくとも,いま始まろうとしている介護予防には賛同できません.
ゆう星☆
2005/12/21 00:12

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